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OUR STORY

―家族構造の変化で地域の高齢者が孤立-

1. 背景と取り組みの概要
 

2025年に団塊の世代が後期高齢者となる中、家族構造の変化により地域で孤立する高齢者が増加し、つながりが希薄化しています。2050年には全世帯の40%が単独世帯となり、その半数が高齢者世帯になる見込みです。佐賀県では、2015年時点で一人暮らしの高齢者が約3万人おり、独居高齢者の見守り対策が必要でした。そこで、「おはようボタン」というシステムを考案し、地域密着型の安否確認システムを導入しました。この取り組みは、地域のソーシャルキャピタルを向上させ、共助力を高める効果があり、7年間続いています。

2. 研究の目的と方法


本研究の目的は、住民主導の「おはようボタン」と、体調不良時に使用する「たすけてボタン」を組み合わせたシステムを通じて、地域に根差した高齢者見守りシステムを構築することです。佐賀市の団地を対象に、システム使用前後で個人のソーシャルキャピタルへの影響や、その変化をもたらす要因を検証します。これにより、孤独死や突然死を防ぐ仕組みを全国に展開可能な形で作ることを目指しています。

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